鉢の上に縮尺して再現

盆栽とは、草木を鉢に植えて、枝ぶり、葉姿、幹の肌、根及び鉢の総称、もしくはその姿全体を鑑賞する趣味のことだそうです。また、その植物の、野外で見られる大木の姿を、鉢の上に縮尺して再現することを目指すものであるそうです。

そのために剪定を施したり、自然の景観に似せるために枝を針金で固定し時に屈曲させあるいは岩石の上に根を這わせたりと様々な技巧を競うのも楽しみの一つとされています。施肥、剪定、針金掛け、水やりなど手間と時間をかけて作るもので趣味と言うよりも作品と言っても良いかもしれません。

生きた植物なので「完成」というものがなく、常に変化するのも魅力の一つだとされています。昔はおじいちゃん、おばあちゃんなど年配の方の趣味であるとされて来ていましたが、最近では若者も盆栽に興味を持つ人が増えてきていることから、年配の方だけの趣味とは言い切れなくなってきています。また海外でも人気のある趣味として盆栽があるようです。

平安時代に日本へ

中国で唐の時代に行われていた「盆景」が平安時代に日本へ入ってきて始まったと言われています。ヤフカテ被リンク江戸時代になると武士の副業としても盆栽の栽培が盛んになり、盆栽や園芸は興隆してきます。明治以降も盆栽は粋な趣味であったが、培養管理には水やりなど手間と時間が必要なために、生活環境の推移によって次第に愛好者は時間的余裕のある熟年層が多くなった、とのことです。

植物は生きているもの

また、盆栽と一口に言いましても、一般的に盆栽と言われて思い浮かぶような「松」を使ったものもあれば、うめ、ぼけ、さくら、さつきなど花を使ったものもあります。そして、木の伸び方にも色々と決まりがあるようで、まっすぐに伸びているものを直幹と言うそうです。

また、一般的に良い盆栽とは、一幹・二枝・三根張りといいます。最初に幹を見て、次に枝、根張りを見るということです。幹は若木の細い幹なら、針金で修正ができますが、太くなると修正が難しくなってくることがあります。枝や根張りの場合は、接木によって自分の欲しいところに枝や根を作ることもできるのだそうです。

盆栽だけではなく、植物は生きているものです。生きているものであるからこそ、毎日水を上げたり、調子を見てやることも必要になってきます。飽きてしまったからといって、押入れやタンスの中に仕舞いこんで置く訳には行きません。命あるものですから最後まで育てて欲しいものです。

なので、趣味で育てている盆栽であれば、しっかりと自分の趣味にあう物を選ぶことが大切ではないでしょうか。